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五十嵐カノアが日本国籍でQS初優勝!

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PHOTO:© WSL/Poullenot

サメ騒動により異例のキャンセルとなったCT第3戦『Margaret River Pro』から約1週間後、ポルトガルでQS3,000『Pro Santa Cruz 2018 pres. by Oakley』が開催され、現地時間4月28日に終了。

CTの舞台ペニシェから約30km南下した美しいビーチ、サンタクルーズの「praia da Fisica」はイベント期間中、十分なウネリに恵まれ、QS3,000ながら今やポルトガルを代表するサーファーに成長したフレデリコ・モライスを始め、レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)、ミゲル・プーポ(BRA)、ウィゴリー・ダンタス(BRA)、ジャドソン・アンドレ(BRA)、ジョアン・ドゥルー(FRA)などヨーロッパ、ブラジルを中心にトップ選手が参加。
日本からは田中大貴、慶司郎&優司の西兄弟、新井洋人などや、昨年のアジアリージョナルのチャンピオン、和井田理央(IND)が参加。

そんな中、ファイナルで五十嵐カノア(JPN)が元CT選手のアリッツ・アランブルー(ESP)と対決。
序盤に7.83をスコアしたカノアは、すぐに6.00のバックアップスコアを重ね、主導権を握ったままの圧勝。
今年から日本国籍に登録を変えたカノアがシーズン前半にして早くも初優勝。
QSの3,000ポイントとUS12,000ドルを手に入れました。

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PHOTO:© WSL/Poullenot

「天候の変化を見て波が荒れる前に良い波に乗っておきたいと思ったんだ。そして、二本決めることが出来て優勝出来た。ストークしているよ。ポルトガルは大好きな場所なんだ。この時間を友人とシェア出来ることは素晴らしいね」

オーストラリアレッグでは開幕戦のゴールドコーストで9位に入ったものの、ベルズ、マーガレットリバーは最下位の25位。
ランキングも24位と低迷していますが、この優勝をきっかけに流れが変わる可能性は十分にあります。
また、カノアはサーフランチで5月5日〜6日に開催されるWSL初のリージョナル対抗戦『Founders’Cup of Surfing』のワールドチームの一員に選ばれており、その翌週に控えているブラジル戦を前に最高のリフレッシュ期間を得られることになります。

「Founders’Cupのためにカリフォルニアに戻れることに凄い興奮しているよ。日本を代表してワールドチームに参加、本当に面白いコンテストになるだろうね。今回の優勝によって少し弾みもつくかな」

ちなみにカノアとアリッツは同じ「Quiksilver」のチームメイト。
ラムジ・バークヒアム(MAR)も3位に入ったため、コーチを務めるスネークことジェイク・パターソンもご満悦だったようです。

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PHOTO:© WSL/Poullenot

『Pro Santa Cruz 2018 pres. by Oakley』結果
1位 五十嵐カノア(JPN)
2位 アリッツ・アランブルー(ESP)
3位 ラムジ・バークヒアム(MAR)、ヴィクター・ベルナルド(BRA)

WSL公式サイト

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