千葉北の無料波情報 &波予想・波予報・動画|各サーフポイントの波情報サーフィンBCM

TOP波情報 > 千葉北

千葉北の波情報

千葉北エリアの各サーフィンスポットをまとめて確認!BCM会員であれば、ライブカメラによる現地のコンディション確認の他、各スポットの詳細な波情報や千葉北エリアの波概要や週間予測をご覧いただけます。

千葉北 エリア波情報ポイント選択

ログインすると、全ての情報がご利用いただけます。
千葉北エリアの各サーフスポットの概要一覧。スポットを選択いただくことで、詳細情報をご覧いただけます。
BCM会員に登録していただけますと、ブレイクコンディションや波のサイズ、現地の波状況の分析・解説、初心者アドバイスがご覧いただけます。

千葉北 エリア 波概況

北東風の影響が大きくなる恐れもある。

[ビギナーアドバイス]


北東風の影響が大きくなる恐れもある。

[ビギナーアドバイス]

BCM会員に登録していただけますと、現地の波状況の分析・解説や今後の予測、初心者向けのアドバイスがご覧いただけます。
更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

photo
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


ここ数日の北風にじわじわとサイズダウンさせられている傾向があるので、前回よりも対応できる地形が狭くなっていた雰囲気です。

それでは、地形レポートです!

一宮

水曜日(11/6)9時頃の地形チェックです。潮は引き始めです。前回以降も日曜日(11/3)や前日のようなオンショアの強まりがカレントに影響された複雑なブレイクを増やしてしまい、フェイスのヨレが目立って対応を難しくする日が絡んでいましたが、前後のタイミングに関しては前の期間から狙えていた朝イチの北西コンディションで他ポイントよりも整った状態を取り戻し、夕方の風の落ち着きを含めてこれまでよりも素直なブレイクを探せたと思います。
一宮1
しかし、まとまりきらない風波の波質では力の弱さで潮位変化や地形の影響を受けやすく、お手頃なサイズ感を残してくれたもののウネリと比べて安定した波が少なかった印象です。
一宮2
この日の様子からも正面右側や各堤防周辺にキープしている仕上がりを基準にするとミドルエリアの地形でスムーズに滑れるセクションをキープし、胸〜肩サイズのピークのまとまりも良かったのでお手軽なコンディションではありましたが、これまでより控えめなサイズ感ではアウトに広がった地形にとっては反応が鈍かったり、インサイドに残るカレントエリアの細かい変化に影響された波が目立っていて、見た目よりも距離を乗れていない雰囲気でもありました。
一宮3
胸〜肩サイズをキープできれば1日を通して形のまとまりがいい仕上がりに思えますが、サイズダウンや潮が増える時間の変化でスムーズさを狙えないブレイクにもなりそうなので、コンディションの落ち着きに対してはこの先の朝の潮位や引きに向かう変化が基準になると思います。

サンライズ

11/6水曜日10時頃の様子から地形をレポートします。潮は引きに向かうハーフタイドです。一時的ながら、日曜日(11/3)や前日の北東コンディションの強まりはカレントやフェイスの反応に余計な影響を残してしまいましたが、ここにとっても朝の北西コンディションの整い方や予想よりも風の弱まりを狙えた前回以降の期間はこれまでよりも対応のいい日を選べていて、肩前後なサイズ感からもお手軽なピークが見つかったと思います。
サンライズ1
この日に関しても朝の風向きによって前日のオンショアがリセットされて想像よりも整ったコンディションが復活し、一宮と同じく地形に対して素直に反応する波を探せていた様子です。しかし、これまでの地形の変化がお手軽なサイズやコンディションに対応するエリアや条件を狭めてしまい、左右に分かれた仕上がりだけでは物足りない雰囲気でもありました。
サンライズ2
正面から沖に出るカレントゾーンが以前よりも右側にかけて広く影響していたので、コンディションの落ち着きはここにとってもアウトに広がった地形での反応が鈍く、深いセクションやインサイドのまとまりの悪さでブレイクが繋がらないエリアが増えてしまい、ウネリよりも風波な状況としても潮の動きに影響されて対応に癖が残りそうです。
サンライズ3
以前の北東コンディションに対して影になる左側に浅さやまとまりをキープした地形が残されていながら、全体的には既にサイズ不足な反応が目立ち、胸以下からは潮位の変化だけでは賄えない雰囲気にも思えました。
この先の朝の潮位に可能性が残されつつ、サイズの落ち着きがあると日中の引きの動きでは変化が足りないかもしれません。

東浪見

11/6水曜日11時頃の地形レポートです。潮は干潮に近い時間帯です。北西コンディションによって朝のリセットや整った雰囲気があり、前回の期間と比べて風の弱さを狙えた分悪影響の少ない波を探せていたので、地形の状況を加えると意外やスムーズなブレイクで遊べる日を選べていた様子ながら、北西の風がサイドオフになるポイントになので、この時のように北風にまわるコンディションで賞味期限が短くなっていて、一宮やサンライズほどのオフショアの恩恵ではらなかったように思います。
東浪見1
ここも正面から右側にかけてのカレントゾーンが深いエリアやまとまりの悪さを残し、影響された見た目がかなり荒れた印象になっていましたが、ミドルエリアの浅さやまとまりの広さはサンライズよりも確保されてるので、引きに向かう変化で対応も広がり、右奥以外のピークは多かった様子です。
東浪見2
ここにとってもインサイドの荒れた仕上がりが潮の流れを複雑にしてしまい、潮位の変化に敏感な反応が落ち着いたコンディションの対応を難しくしているものの、来週(11/11W)以降の朝の潮の動きに対しては地形の浅さがまとまり具合いを選べる雰囲気を残していて、引きの変化に限らず可能性がありそうでした。
東浪見3
風波の反応は力の弱さで悪影響を受けていましたが、ウネリのワイドな反応よりもピークの形のきっかけになっている様子からはやはりお手軽な波かもしれせんね。
残念ながら右側のレギュラーのまとまりは維持できていても、地形のまとまりの悪さでセクションが途切れ途切れになってしまい、潮が少ない時間のバラけたブレイクや上げに向かってからのボヨつきに影響されていました。

志田

水曜日11/6の14時頃の状況から地形をジャッジします。潮は上げ始めです。一宮方面で対応が良かった北西のタイミングもここにとってはフェイスに微妙なヨレを残すコンディションなので、風の弱さが加われば素直なフェイスを狙えたかもれませんが、吹き始めてからは他のポイントよりブレイクにヨレを感じる波が多くなってしまい、最近の午後のオンショアの強まりを含めると整った波は限られていたと思います。
志田下1
しかし、金〜土曜日(11/1~2)や南風が絡んだ月曜日(11/4)のようにここが対応できるタイミングも残されていて、風波の力の弱さや潮に影響された波数の変化は気になりつつ、ピークのまとまりや形をキープしたブレイクは確保されて、サイズが残っていた期間は十分楽しめていた印象です。
志田下2
やはりこれまでのオンショアが地形のまとまりを崩していた傾向なので、距離を滑れるブレイクや安定した形を狙えた仕上がりが複雑になり、その頃よりも途切れるフェイスが目立っている状況です。
インサイドのカレントエリアや微妙な深いセクションが胸範囲のサイズにとっては潮が増えるほどボヨつきを誘発し、対応が浅さをキープしたミドルエリアの地形に限られる雰囲気もありました。
志田下3
肩以上のサイズやウネリの反応でフェイスが確保された波に期待できそうですが、コンディションの落ち着きには朝の潮の動きや引きの変化が重要な狙い目になりそうです。右側や正面を基準に左側にかけてミドル〜アウトの形の雰囲気が残っていました。

太東

11/6水曜日15時頃の様子から地形を判断します。潮はハーフタイドに近い時間帯です。風の影響が少なかった更新直後や月曜日(11/4)のようなオフショアコンディションは比較的素直な反応と整った波を楽しめていましたが、その後は午後からの北東の強まりが厄介なコンディションとなってしまいました。
太東1
この日に関しても朝の北西の風で落ち着きを取り戻していながら、志田と同じくヨレが残るブレイクはボヨつきやフェイスの重なりを解消しきれず、サイズと潮位のバランスを含めると狙い目ではあったものの距離やスムーズさを楽しむには物足りない雰囲気を感じました。
太東2
後半の期間からはウネリの落ち着きで風波の反応が目立っているので、地形に沿ったブレイクはありましたがフェイスをキープした波が少なく、以前からのカレントエリアが潮が多い時間帯のボヨつきを強めたり、引きの変化で複雑なセクションを広げていて、堤防の内側にまとまるレギュラーに素直さがなくなっいた様子です。
太東3
風波に遊べるブレイクを残してもらっていますが、潮が多い時間帯の対応もキープできていて、落ち着き傾向なコンディションでまとまりが復活すれば十分な形のベースになる仕上がりだと思います。

夷隅

11/6水曜日の16時頃の地形チェックレポートとなります。潮はハーフタイドをすぎた時間帯です。
いすみ1
以前残っていたウネリの反応も前回以降で落ち着き傾向になってしまい、一宮〜太東区間ではコンディションの落ち着きとともにお手軽なサイズを取り戻していたものの、ここにとってはサイズ不足な雰囲気が強まっていたので、一宮と同じく整ったコンディションを狙えた北西のタイミングに関しても対応する地形が限られたブレイクでは物足りず、面ツルを当てても以前のような距離を乗れるショアブレイクは簡単に探せなくなっていました。
いすみ2
地形の状態からもインサイドの広がりをメインに形のまとまりやカレントと重なるピークのシフトは残っていましたが、前回と変わらずミドルエリアの広がりが足りていない仕上がりが波数の少なさを物語っていたように思えます。
いすみ3
この時の潮位に対しても雰囲気をキープしている状況としてはサイズ次第なチャンスはあり、潮の動きがかなり重要な条件になりそうですが、遅れてくる朝の潮の動きに可能潮が残されているかもしれません。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、前回の更新以降にコンディションの入れかわりを含めた風の弱まりを狙えていて、前の週から始まった北西が吹く朝のサイクルがオフショアのような働きとなっていたので、太東寄りほど微妙なヨレが残りつつ、一宮〜東浪見区間を基準にリセットされた素直な波を朝から探せていて、サイズが残っていた日曜日の朝までの期間でピークのまとまりやフェイスを確保しながら距離を楽しめる波があった印象です。
日曜日や火曜日の午後に強まったオンショアに関しても翌朝には北西のリセットでコンディションの落ち着きを取り戻していましたが、後半の期間に入ってからはウネリにとっても落ち着き傾向な雰囲気になってしまい、安定した胸サイズをキープしていながらインサイドの荒れた地形と朝夕の潮位に負けてボヨつきやフェイスの途切れが目立つブレイクが増えていました。
しかし、これまでと比べて対応のいい日が多く、肩〜頭サイズのセットを探せればミドル〜アウトの地形で滑りのいいセクションをキープできていたようです。
さて、この先の波は今週に入ってからも北西の風に助けられてオンショアコンディションの中に朝から狙い目が残されていましたが、今回はハッキリした冬型の気圧配置で余計な風の強まりから始まる雰囲気なので、オフショアな働きながらこのエリアにとっては北風のようなフェイスのヨレが気になってしまい、残っているウネリの落ち着きを早めるかもしれません。
最近はウネリよりも風波が目立ってセットの数も少なく感じていて、ほとんどの波がカレントの深いセクションや地形の荒れ具合いに影響され、ブレイクのヨレを含めて前の週よりスムーズに滑れるエリアが短くなってしまい、干潮の動きの小ささにも都合のいい変化を狙えなかった印象です。
この先も北東コンディションの予報が目立っているので、整った雰囲気やサイズに関係なくカレントの影響を受けたブレイクに苦戦しそうですが、オンショアの原因となる高気圧が通過した後のコンディションの変化や風の弱まりが狙い目になり、低気圧の発生による日曜日の北東コンディションも遠ざかるに連れてオフショア傾向な風向きがあるので、ウネリの復活が加われば今のところ次回のチェック頃にも期待できると思います。
日中の潮の動きは小さいものの、朝の干潮が遅れて午前中の変化に可能性を残してくれそうです。
最後に、水温ですが、外気の冷え込みによってジャーフルが基準になっていますが、19〜20℃の水温はこの時期としては温かい状況です。



[プロサーファー紹介:関田秀俊]
photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

BCM SurfPatrol プロサーファー週間エリア概況 - 最新記事

関田秀俊

photo
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。


ここ数日の北風にじわじわとサイズダウンさせられている傾向があるので、前回よりも対応できる地形が狭くなっていた雰囲気です。

それでは、地形レポートです!

一宮

水曜日(11/6)9時頃の地形チェックです。潮は引き始めです。前回以降も日曜日(11/3)や前日のようなオンショアの強まりがカレントに影響された複雑なブレイクを増やしてしまい、フェイスのヨレが目立って対応を難しくする日が絡んでいましたが、前後のタイミングに関しては前の期間から狙えていた朝イチの北西コンディションで他ポイントよりも整った状態を取り戻し、夕方の風の落ち着きを含めてこれまでよりも素直なブレイクを探せたと思います。
一宮1
しかし、まとまりきらない風波の波質では力の弱さで潮位変化や地形の影響を受けやすく、お手頃なサイズ感を残してくれたもののウネリと比べて安定した波が少なかった印象です。
一宮2
この日の様子からも正面右側や各堤防周辺にキープしている仕上がりを基準にするとミドルエリアの地形でスムーズに滑れるセクションをキープし、胸〜肩サイズのピークのまとまりも良かったのでお手軽なコンディションではありましたが、これまでより控えめなサイズ感ではアウトに広がった地形にとっては反応が鈍かったり、インサイドに残るカレントエリアの細かい変化に影響された波が目立っていて、見た目よりも距離を乗れていない雰囲気でもありました。
一宮3
胸〜肩サイズをキープできれば1日を通して形のまとまりがいい仕上がりに思えますが、サイズダウンや潮が増える時間の変化でスムーズさを狙えないブレイクにもなりそうなので、コンディションの落ち着きに対してはこの先の朝の潮位や引きに向かう変化が基準になると思います。

サンライズ

11/6水曜日10時頃の様子から地形をレポートします。潮は引きに向かうハーフタイドです。一時的ながら、日曜日(11/3)や前日の北東コンディションの強まりはカレントやフェイスの反応に余計な影響を残してしまいましたが、ここにとっても朝の北西コンディションの整い方や予想よりも風の弱まりを狙えた前回以降の期間はこれまでよりも対応のいい日を選べていて、肩前後なサイズ感からもお手軽なピークが見つかったと思います。
サンライズ1
この日に関しても朝の風向きによって前日のオンショアがリセットされて想像よりも整ったコンディションが復活し、一宮と同じく地形に対して素直に反応する波を探せていた様子です。しかし、これまでの地形の変化がお手軽なサイズやコンディションに対応するエリアや条件を狭めてしまい、左右に分かれた仕上がりだけでは物足りない雰囲気でもありました。
サンライズ2
正面から沖に出るカレントゾーンが以前よりも右側にかけて広く影響していたので、コンディションの落ち着きはここにとってもアウトに広がった地形での反応が鈍く、深いセクションやインサイドのまとまりの悪さでブレイクが繋がらないエリアが増えてしまい、ウネリよりも風波な状況としても潮の動きに影響されて対応に癖が残りそうです。
サンライズ3
以前の北東コンディションに対して影になる左側に浅さやまとまりをキープした地形が残されていながら、全体的には既にサイズ不足な反応が目立ち、胸以下からは潮位の変化だけでは賄えない雰囲気にも思えました。
この先の朝の潮位に可能性が残されつつ、サイズの落ち着きがあると日中の引きの動きでは変化が足りないかもしれません。

東浪見

11/6水曜日11時頃の地形レポートです。潮は干潮に近い時間帯です。北西コンディションによって朝のリセットや整った雰囲気があり、前回の期間と比べて風の弱さを狙えた分悪影響の少ない波を探せていたので、地形の状況を加えると意外やスムーズなブレイクで遊べる日を選べていた様子ながら、北西の風がサイドオフになるポイントになので、この時のように北風にまわるコンディションで賞味期限が短くなっていて、一宮やサンライズほどのオフショアの恩恵ではらなかったように思います。
東浪見1
ここも正面から右側にかけてのカレントゾーンが深いエリアやまとまりの悪さを残し、影響された見た目がかなり荒れた印象になっていましたが、ミドルエリアの浅さやまとまりの広さはサンライズよりも確保されてるので、引きに向かう変化で対応も広がり、右奥以外のピークは多かった様子です。
東浪見2
ここにとってもインサイドの荒れた仕上がりが潮の流れを複雑にしてしまい、潮位の変化に敏感な反応が落ち着いたコンディションの対応を難しくしているものの、来週(11/11W)以降の朝の潮の動きに対しては地形の浅さがまとまり具合いを選べる雰囲気を残していて、引きの変化に限らず可能性がありそうでした。
東浪見3
風波の反応は力の弱さで悪影響を受けていましたが、ウネリのワイドな反応よりもピークの形のきっかけになっている様子からはやはりお手軽な波かもしれせんね。
残念ながら右側のレギュラーのまとまりは維持できていても、地形のまとまりの悪さでセクションが途切れ途切れになってしまい、潮が少ない時間のバラけたブレイクや上げに向かってからのボヨつきに影響されていました。

志田

水曜日11/6の14時頃の状況から地形をジャッジします。潮は上げ始めです。一宮方面で対応が良かった北西のタイミングもここにとってはフェイスに微妙なヨレを残すコンディションなので、風の弱さが加われば素直なフェイスを狙えたかもれませんが、吹き始めてからは他のポイントよりブレイクにヨレを感じる波が多くなってしまい、最近の午後のオンショアの強まりを含めると整った波は限られていたと思います。
志田下1
しかし、金〜土曜日(11/1~2)や南風が絡んだ月曜日(11/4)のようにここが対応できるタイミングも残されていて、風波の力の弱さや潮に影響された波数の変化は気になりつつ、ピークのまとまりや形をキープしたブレイクは確保されて、サイズが残っていた期間は十分楽しめていた印象です。
志田下2
やはりこれまでのオンショアが地形のまとまりを崩していた傾向なので、距離を滑れるブレイクや安定した形を狙えた仕上がりが複雑になり、その頃よりも途切れるフェイスが目立っている状況です。
インサイドのカレントエリアや微妙な深いセクションが胸範囲のサイズにとっては潮が増えるほどボヨつきを誘発し、対応が浅さをキープしたミドルエリアの地形に限られる雰囲気もありました。
志田下3
肩以上のサイズやウネリの反応でフェイスが確保された波に期待できそうですが、コンディションの落ち着きには朝の潮の動きや引きの変化が重要な狙い目になりそうです。右側や正面を基準に左側にかけてミドル〜アウトの形の雰囲気が残っていました。

太東

11/6水曜日15時頃の様子から地形を判断します。潮はハーフタイドに近い時間帯です。風の影響が少なかった更新直後や月曜日(11/4)のようなオフショアコンディションは比較的素直な反応と整った波を楽しめていましたが、その後は午後からの北東の強まりが厄介なコンディションとなってしまいました。
太東1
この日に関しても朝の北西の風で落ち着きを取り戻していながら、志田と同じくヨレが残るブレイクはボヨつきやフェイスの重なりを解消しきれず、サイズと潮位のバランスを含めると狙い目ではあったものの距離やスムーズさを楽しむには物足りない雰囲気を感じました。
太東2
後半の期間からはウネリの落ち着きで風波の反応が目立っているので、地形に沿ったブレイクはありましたがフェイスをキープした波が少なく、以前からのカレントエリアが潮が多い時間帯のボヨつきを強めたり、引きの変化で複雑なセクションを広げていて、堤防の内側にまとまるレギュラーに素直さがなくなっいた様子です。
太東3
風波に遊べるブレイクを残してもらっていますが、潮が多い時間帯の対応もキープできていて、落ち着き傾向なコンディションでまとまりが復活すれば十分な形のベースになる仕上がりだと思います。

夷隅

11/6水曜日の16時頃の地形チェックレポートとなります。潮はハーフタイドをすぎた時間帯です。
いすみ1
以前残っていたウネリの反応も前回以降で落ち着き傾向になってしまい、一宮〜太東区間ではコンディションの落ち着きとともにお手軽なサイズを取り戻していたものの、ここにとってはサイズ不足な雰囲気が強まっていたので、一宮と同じく整ったコンディションを狙えた北西のタイミングに関しても対応する地形が限られたブレイクでは物足りず、面ツルを当てても以前のような距離を乗れるショアブレイクは簡単に探せなくなっていました。
いすみ2
地形の状態からもインサイドの広がりをメインに形のまとまりやカレントと重なるピークのシフトは残っていましたが、前回と変わらずミドルエリアの広がりが足りていない仕上がりが波数の少なさを物語っていたように思えます。
いすみ3
この時の潮位に対しても雰囲気をキープしている状況としてはサイズ次第なチャンスはあり、潮の動きがかなり重要な条件になりそうですが、遅れてくる朝の潮の動きに可能潮が残されているかもしれません。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

上記の通り、前回の更新以降にコンディションの入れかわりを含めた風の弱まりを狙えていて、前の週から始まった北西が吹く朝のサイクルがオフショアのような働きとなっていたので、太東寄りほど微妙なヨレが残りつつ、一宮〜東浪見区間を基準にリセットされた素直な波を朝から探せていて、サイズが残っていた日曜日の朝までの期間でピークのまとまりやフェイスを確保しながら距離を楽しめる波があった印象です。
日曜日や火曜日の午後に強まったオンショアに関しても翌朝には北西のリセットでコンディションの落ち着きを取り戻していましたが、後半の期間に入ってからはウネリにとっても落ち着き傾向な雰囲気になってしまい、安定した胸サイズをキープしていながらインサイドの荒れた地形と朝夕の潮位に負けてボヨつきやフェイスの途切れが目立つブレイクが増えていました。
しかし、これまでと比べて対応のいい日が多く、肩〜頭サイズのセットを探せればミドル〜アウトの地形で滑りのいいセクションをキープできていたようです。
さて、この先の波は今週に入ってからも北西の風に助けられてオンショアコンディションの中に朝から狙い目が残されていましたが、今回はハッキリした冬型の気圧配置で余計な風の強まりから始まる雰囲気なので、オフショアな働きながらこのエリアにとっては北風のようなフェイスのヨレが気になってしまい、残っているウネリの落ち着きを早めるかもしれません。
最近はウネリよりも風波が目立ってセットの数も少なく感じていて、ほとんどの波がカレントの深いセクションや地形の荒れ具合いに影響され、ブレイクのヨレを含めて前の週よりスムーズに滑れるエリアが短くなってしまい、干潮の動きの小ささにも都合のいい変化を狙えなかった印象です。
この先も北東コンディションの予報が目立っているので、整った雰囲気やサイズに関係なくカレントの影響を受けたブレイクに苦戦しそうですが、オンショアの原因となる高気圧が通過した後のコンディションの変化や風の弱まりが狙い目になり、低気圧の発生による日曜日の北東コンディションも遠ざかるに連れてオフショア傾向な風向きがあるので、ウネリの復活が加われば今のところ次回のチェック頃にも期待できると思います。
日中の潮の動きは小さいものの、朝の干潮が遅れて午前中の変化に可能性を残してくれそうです。
最後に、水温ですが、外気の冷え込みによってジャーフルが基準になっていますが、19〜20℃の水温はこの時期としては温かい状況です。



[プロサーファー紹介:関田秀俊] photo DSC_0045

・1986.03.02生

・ホームブレイク:太東~東浪見

・スポンサー:crystal dream surfboard / Holly wetsuits / gonzo surf / simple surf / ELECTRIC / DAKINE / LUMINOX / 波音

・お気に入りの海外トリップ:これからは知らないところに行ってみたい!

・趣味:フィッシング(ブラックバス/シーバス)
gatyapin_2

生まれも育ちも岬町太東の生粋のローカルサーファーとして、2006年にJPSA公認プロを取得。

スタイリッシュなサーフィンに加え、コンペよりもソウルフルにサーフィンを楽しむスタイルと、その人柄から「ガチャピン」の愛称で親しまれ人望も厚い。

サーフィン歴25年以上の波と地形の関係を読み取る眼力に加え、地元太東の漁師として毎日このエリアの海に接して来た経験値に裏付けられた、漁師ならではの「海」に関する知識も豊富。

千葉北 エリア 週間波予想
(TK)

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 10 (日)
    グラフ 11 (月)
    グラフ 12 (火)
    グラフ 13 (水)
    グラフ 14 (木)
  • 週間予想

  • ウネリの期待度( 千葉北 )

    グラフ 10 (日)
    グラフ 11 (月)
    グラフ 12 (火)
    グラフ 13 (水)
    グラフ 14 (木)
  • 週間予想

  • 週間予想

BCM会員に登録していただけますと、現地の波状況の分析・解説や今後の予測、初心者向けのアドバイスがご覧いただけます。