(今週の波・10月16日&17日のパイプライン)

●ハワイ:オアフ島
天気:晴・曇(通り雨も)
平均気温:25℃
平均水温:23℃
ウエットスーツ:タッパー〜スプリング

波:【タウン周辺】
ノースショアと比べると穏やかなコンディションが続いた一週間。
しばらく続いた南よりのウネリに加え、13(火)は新しい南南西ウネリが入り、東よりのトレードウィンド。
風をかわすクイーンズ以西は2-3ftレンジ(コシ〜ムネ)のFun Waveに恵まれていました。
14(水)も南南西ウネリが続き、朝は風も弱く、広い範囲で楽しめていましたが、日中は南よりのコナウィンドが吹き込み、影響がネックに...。
15(木)〜16(金)にかけてはゆっくりとサイズダウン傾向。朝は風が弱く、日中はコナウィンドが吹き込んだため、早めの行動がベスト。
週末17(土)〜18(日)はコナウィンドが吹き続き、風波でサイズアップ傾向。基本的には今ひとつでしたが、比較的風が弱かった朝の内を中心になんとかライド可能。
ノースショアが良かったこともあり、サーファーの数も少なめでした。
週明け19(月)はサイズダウンに加えて朝からコナウィンドが強く、厳しいコンディションに...。

【ノースショア】
ハイシーズンに向けてのウォーミングアップに良いウネリが入り始めている最近のノースショア。
週明けに入った北北西ウネリのピークが13(火)には過ぎたものの、14(水)にかけて1-2ftレンジ(コシ〜ハラ)はあり、ラニアケアなどはロングやSUPなら楽しめるコンディション。
15(木)は一旦ほぼフラットになり、16(金)には新しい北西ウネリに反応。風も弱く、4-6ftレンジ(ヘッドオーバー)のクリーンなグッドコンディション。パイプライン周辺、サンセット、ラニアケアなど広い範囲でライド可能。
週末は17(土)をピークに北西〜北北西ウネリが強まり、風も弱く、6-8ftレンジ(ヘッドオーバー〜ダブル)、ハワイアンサイズでも6ftはあるパイプラインがメインステージに。
サイズダウンした18(日)もグッドコンディションが続き、多くのサーファーで賑わっていました。
週明け19(月)はサイズダウンながら3-5ftレンジ(カタ〜頭)は残り、朝は風も弱く、ラニアケアなどを中心にライド可能。

〜トピックス〜
10月15日から観光客の受け入れ再開したハワイ州。
同時にアメリカ本土の観光客に対して14日間の自主隔離を免除する「事前検査プログラム(pre-travel testing program)」も行われています。
初日に空港に到着した数を10,102名と発表していますが、まだ多くのホテルはクローズアウトしており、ワイキキは閑散としています。
なお、マウイ島、カウアイ島では到着後に自主検査を求め、ハワイ島ではその場で結果が出る抗原検査を実施して陽性であればPCR検査を受けてもらうシステムになっています。
日本とハワイの間はハワイアン航空が週一便、ANAとJALも一部便の運航を再開しています。

なお、アメリカ以外では今のところ唯一日本が事前検査プログラムの対象となる予定。

ハワイ州、事前検査プログラムに厚生労働省が認可する検査方法を承認 ?ハワイ州保健局の指定医療機関で検査し、陰性証明書の提示で14日間自己隔離が免除に?

●今週末のSwellは?
この予想は気象衛星NOAAとUS Navy(米国海軍)の波浪予測データに基づいた総合的な予想です。

(10月20日時点での予想)
▼ハワイ諸島(オアフ島):週の中盤にはコナウィンドからトレードウィンドに変わり、一時的に強まり、週末は風が弱まる見込み。
タウン周辺では大きな変化ではないものの、断続的に南よりのウネリが入り、週末はまずまずのコンディションが期待出来そう。
ノースショアでは週の中盤、北西〜北北西ウネリが衰えてスモールになるものの、週末には風が弱まったタイミングでオーバーヘッドサイズのノースよりのウネリが入る予想。

※このオアフ島波情報は、原則として週1回毎週火曜日の更新でお届けしています。
次回の更新は10月27日火曜日を予定しています。