(今週の波)

●台湾:台東
天気:晴・曇(通り雨も)
気温:21〜28℃
水温:25〜26℃
ウエットスーツ:トランクス(日焼け止めのラッシュガード)〜タッパー
(季節風が強い時はロンスプ)

波:【週の中盤〜週末】
フィリピンの東海上から北上してきた台風27号が熱帯低気圧化しながら東シナ海を移動。
21(木)は台風からのウネリが入り始めたものの、北東の季節風が強く、厳しいコンディション。
風が北にシフトしておさまってきた22(金)は東河河口、金樽漁港共に頭オーバーサイズで東河河口はチューブありの速めのブレイクで上級者オンリー。金樽漁港はオープンフェイスで中級者からライド可能なコンディションでした。
週末は台風が残したウネリが落ち着く傾向。23(土)はカタ〜頭サイズ。北東風の影響が入りながらも十分楽しめる波となり、金樽漁港ではQS3,000『Taiwan Open of Surfing』が開幕していました。
24(日)は風が弱かった朝の内がベストで、北東風が吹き込んだ日中もインサイドまで繋げられる波があり、まずまずのコンディション。

【週明け】
週明けは冬型の気圧配置が強まり、北東の季節風が強めに吹き続いていました。
25(月)は風波で頭オーバーまでサイズアップ。10時頃から北東風が強まり、ジャンクコンディション。
26(火)〜27(水)も基本的には風の影響がネックになったものの、ウネリは十分にあり、金樽漁港ではQS3,000『Taiwan Open of Surfing』がファイナルデイを迎え、すぐに『WSL Junior Championships』が開催。
このレベルになるとロングライド可能な波もあり、見応えある戦いになっていました。

〜トピックス〜
11月22日から金樽漁港でWSLイベントが立て続けに3つ開催予定。
すでに終了したQS3,000『Taiwan Open of Surfing』はウルグアイのマルコ・ジョルジが優勝。
28日現在、『WSL Junior Championships』が進行しており、ウィメンズは脇田紗良、都筑有夢路がベスト8入り。
メンズは安室丈、村田嵐がR3進出を決めています。
『WSL Junior Championships』は12月1日までがウェイティングピリオド。
12月1日〜7日は『Taiwan Open World Longboard Champs』が開催されます。

WSL公式サイト


都筑有夢路
PHOTO:© WSL/Dunbar


●今週末のSwellは?
この予想は気象衛星NOAAとUS Navy(米国海軍)の波浪予測データに基づいた総合的な予想です。

(11月29日時点での予想)
▼台湾:北東風のピークは29(金)となり、週末は風がおさまる傾向となる見込み。
フィリピンの東をゆっくりと移動している台風28号のウネリが入り始める可能性もあり、グッドコンディションが期待出来そう。

※この台東波情報は、原則として週1回毎週金曜日の更新でお届けしています。
次回の更新は12月6日金曜日を予定しています。