●ハワイ:オアフ島
天気: 晴れ時々曇り
平均気温: 26.5℃
ウエットスーツ:ベスト〜タッパ

波: 【ノースショア】
夏らしい穏やかなコンディションが続いている最近のノースショアですが、この1週間もほぼフラットに近く、弱いトレードスウェルが続いた程度。ラニアケアなどのウネリに敏感な場所以外は海水浴にピッタリの湖のような状況。更に週明けはその弱いトレードスウェルでさえ無くなってしまいました。

【タウン周辺】
前週の後半に強まった南西ウネリは長続きしなく、週末にかけてサイズダウン傾向。遊べるだけの波は残ったものの、ウネリに恵まれている今シーズンの中では物足りないウィークエンド。週明けもほとんど変化は無く、ウエストのマカハを含めてスモールサイズでした。

〜トピックス〜
インドネシアのバリ島で開催されたASPワールドツアー第6戦『Rip Curl Pro Search』の詳細は海外コンテストニュースでお伝えした通りですが、ここで裏話を少し。
ファイナルまで残ったブルース・アイアンズと「フレディーP」ことフレッド・パターチアは御存知の通り、ハワイアン。ASPワールドツアーの一戦でハワイアン同士がファイナルに残るのはとても珍しいことで、尚かつ『Rip Curl Pro Search』のタイトルが3年連続ハワイアン(それもアイアンズ兄弟)の手に入ったことは何かの運命を感じてしまいます。
2008年シーズンのツアーメンバーの中でハワイアンの名前を上げてみると、ブルースとフレッドの他に、アンディ、ロイ、パンチョの僅か5人。あれだけ波に恵まれているハワイで5人のサーファーしかツアーを回っていないのは意外なこと。来年からはサニー・ガルシアがここに加わることが濃厚ですが、WQSのレイティングを見ると他にクオリファイ可能な位置にいるのは『夢屋ビラボンプロ田原』で優勝したダスティン・クイゾンと他に数名のみ...。
昔から言われていることですが、多くのハワイアンは波が良過ぎる地元を離れてまでワールドタイトルを獲得する意思は無いようですね。ハワイではダイビング以外で着る機会がないフルスーツを着て寒い土地でサーフィンするのも彼らにとっては苦痛なのかも知れません。


●今週末のSwellは?
この予想は気象衛星NOAAとUS Navy(米国海軍)の波浪予測データに基づいた総合的な予想です。

(8月6日時点での予想)
▼ハワイ諸島(オアフ島):ノースでは週の中盤に弱いトレードスウェルが入るものの、週末にかけてサイズダウン傾向。基本的には厳しいコンディションを覚悟した方が良いでしょう。
一方、タウン周辺では7(木)から新しい南よりのウネリが入り始め、週末にかけて2−5ftレンジのサイズをキープすることが予想されています。