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■ゲッティングアウトの心得!
今回のテーマは、岸から沖へ出る「ゲッティングアウト」について。特に波が大きい日や波数が多い日は、体力だけでなく海に対する幅広い知識が必要になってくる。そこで、効率良く沖に出るための基礎知識を学んでおこう。
まずゲッティングアウトの基本として、沖に着くまで全速力でパドリングすることが挙げられる。これはパドリングを強化するトレーニングにもなり、結果的にドルフィンスルーの回数を減らすことにも繋がる。ドルフィンスルーは想像以上に体力を消耗してしまうので、海面が穏やかになった瞬間になるべく前進することを心掛けよう。そのためにも、海に入る前にセット間隔を見極めておき、セットの波が崩れないタイミングを把握しておくことが大切。また、沖から波に乗って来るサーファーの進路を塞がないよう注意しよう。
■カレントを見つける
ゲッティングアウトする際は、なるべくドルフィンスルーをしなくても良いコースを選ぶのが賢明だ。「波は寄せては返す」という習性があるように、波が崩れにくい、または波が比較的小さい箇所には、沖に向かうカレントが出ている可能性が高い。ここがゲッティングアウトのコースだ。
また、堤防があるポイントでは、堤防の脇に沿って沖に向かう流れができているので、楽に沖に出ることができる。堤防に巻き込まれない様に注意しながら、カレントを上手く利用してみよう。
■ 沖に流されてしまったら?
海に入っていて自分のポジションがどんどん沖に遠ざかっていたら、沖に向かうカレントに乗ってしまったことが考えられる。この場合は流れに逆らって岸に戻ろうとせず、カレントから離れることを第一に考えよう。体力に自信があれば岸に向かって斜めに泳ぎ、波が割れる位置までパドリングで戻るのがベストだ。また、うねりや風によって、横へのカレントが生じることも多いので、陸上に見える建物などの目標物を決めておこう。そして時々振り返りながら、自分のポジションがずれていないか確認します。特に少人数で海に入るときは、不規則なカレントに対する十分な注意が必要だ。
2006-10-20 16:46:47
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