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■ボードデザインを学ぼう
サーフボードには、大きく分けて「ショート」、「ロング」、「ファンボード」の種類がある。近年は乗り心地やサーファーのレベルに応じて様々な種類のサーフボードが市場に出回っており、特にフィンの枚数やコンセプトが多様化している。最もポピュラーなトライフィン以外のボードには、どんな特徴があるのか興味を持っているサーファーも多いだろう。

■フィッシュとは
全体的にやや幅広で、スワロー・テール(フィッシュテールとも呼ばれる)になっているのが特徴。特に小波でのスピード性が高く、また、回転性を上げるため接水面を減らしたテールデザインが採用されている。ロッカー(反り)も抑えらており、比較的ボードが短い割に浮力がある。

■シングルフィン
名前の通り、フィンが一枚のタイプ。ショートボードの中で最も伝統的なデザイン。サイドフィンが無いため、トライフィンの様なごまかしが効かず、俊敏なコントロールは難しいが、レールを使ったターンの基礎を学ぶには適している。

■ツインフィン
センターフィンが無いためテール部の水抜けが良く、トライフィンよりもルースな乗り味が特徴。最近流行しているレトロテイストなツインフィッシュなどは、ボード自体の重量が重く、ロッカーが少ない昔ながらのデザインを復活させたものが多い。軽量のトライフィンの様なアグレッシブな動きには向いていないが、ボード任せにクルージングするような感覚が味わえる。また、フィッシュの場合は幅広なアウトラインながらべたつかず、ルースな動きとなる。センターフィンに頼ることができないため、左右のレールを使う、基本に忠実なボードコントロールが求められる。

■クワッドとは
フィンが4枚のタイプで、小波との相性が良く、日本のコンディションにマッチしやすいため人気が高まっている。前側にセットされた2枚のフィンがツインフィン同様のルースさを程よく保ち、後ろ側にセットされた2枚のフィンはバックフィンとして舵取りの役目をしている。特にテール部にかけてやや幅広なアウトラインで、小波でもパワーを拾い、高いスピード性とコントロール性が融合していると言える。

現在は多様な素材とデザインのサーフボードが存在するが、自分のレベルに合ったボードを選択するのが最も大切。楽に波を掴まえるためには、充分な浮力があることが大前提ということを覚えておこう!

2007-04-20 20:11:16