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■第17回レッスンリポート「08年最後のレッスン」
コンペティターとしての活躍を目指す一般サーファーを無料コーチングしていこうという試みで活動中の『BCMサーファー育成プロジェクト』。

12月某日、プロジェクト第1期生メンバーの今年最後となるレッスンを千葉で開催しました。

これから気温・水温が低くなり、厳しい季節となってきます。今回は、この冬の間の課題と、怪我を未然に防ぐフィジカルケアに重点を置き、レッスンを実施しました。

この日の千葉は北風が吹きながらも、比較的コンディションが整った、ムネ〜カタサイズのポイントを選択。残念ながらユミは欠席となりましたが、3名のライディングチェックを実施しました。

ライディングチェック後、細川テクニカル・ディレクターによるフィードバック。

●ヨシキの課題
ヨシキはアクションの際、サーフボードのテールを蹴り過ぎています。ボードを蹴ることに意識しすぎて、上体の開きが疎かになっている事が多いのです。
常に進行方向に上半身をリードすると、自然とサーフボードも進行方向に向いてきます。下手に蹴る事を覚えてしまうと、クセになってしまうので、注意が必要。

●ユカコの課題
ターンの回数が増えてきたユカコ。しかし、トップターンの体勢が悪く、メリハリのあるライディングが出来ていません。
トップにあがってからの体の開きが無いため、トップで波に置いていかれる事も目立ちました。
トップでのしっかりとした先行動作を行い、メリハリのあるターンを心がけましょう。

●ジュンの課題
ジュンはアクションが単発で終わる傾向がありますが、アクションをした後に、すぐに次のアクションを想定したライディングを意識する事が必要。
全体的な流れの完成度が求められるNSA2級合格などを目指すには、先を読む体勢作りも意識しましょう。
また、次のアクションへの体勢作りと同時に、波の動きも予測し、クリティカルなポジションを判断する事も大切です。

午後は東浪見のSURF GARDEN2階『THE GYM」に移動し、佐藤フィジカル・ディレクターによるレッスン。

気温・水温の低下で、どうしても体が強張り、無駄な力が掛かってしまいがちです。
力が入り体が硬くなると、バランスも崩れ、無理な体勢でのライディングなどをすることで怪我にも繋がります。
入念なストレッチと、手足を片方ずつつかったバランストレーニングを行う事で、リラックスした状態でバランス良いライディングが保てます。
前回にもご紹介したように、ストレッチをすることで、筋温(体温)を上昇させ、寒さで硬くなりがちな部位を伸ばすことで、怪我を未然に防ぐ事が出来ます。
片足で目を閉じて体勢を保つバランシングも併せて行うことで、海の中でもより柔軟にアクションをすることが可能です。

午後はさらにサイズアップし、頭近い波がブレイク。細川コーチも海に入り、ラインナップからメンバーのライディングをチェック。
午前中に課題として挙がった
・次のアクションへ繋げるライディング
・テールを蹴らずに体を開く動作
・トップでの先行動作を心掛けたメリハリのあるライディング
を各自意識し、この冬の間のステップアップの目標を得る事が出来ました。

2008-12-26 16:03:02



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