- ★地球は太陽に対して傾きながら公転している
- 地球は太陽に対して、地軸が傾きながら公転している。そのせいで、赤道付近は1年を通じて太陽からいつも直角に近い角度で熱(太陽放射熱)を多く受け取っているのに対して、北極や南極では一番太陽から熱を多く受け取れる夏でさえ、白夜となり太陽から1日中日射はあるが、太陽との角度が小さいために熱を少ししか受け取れず、冬には太陽が顔さえ出さない為に熱は全く受け取れない。従って、ここに赤道付近と極地付近に気温差が生じる。その気温差をそのままにしていると、赤道付近では高温に、極地付近では低温になってしまうが、地球上では平衡を保とうとする為、ある程度の気温差が生じたとき、これを解消しようとして大気の大循環が起きている。つまり、おおまかに言ってしまえば赤道付近に広範囲な低気圧帯ができ、極地付近には高気圧帯ができる。そこに上昇気流や下降気流ができ、大規模な大気の循環が生じているのだ。